おはようございます。
今日はお天気下り坂の北九州市。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
今日のテーマは『介護事業者の現実』です。
昨日、スマホのニュースでこういったのを見つけました。
↓
〈支えあう 介護保険〉(3)担い手不足 廃業、休床の事業所も
この記事に書いてあるのが、まさしく介護事業者の現実ですよ。
たしかに高齢化がどんどん進んでいくなかで、介護給付費が膨らんでいくのもわかります。
仕方のない現実ですよ。
介護職員処遇改善加算を算定することで、介護職の給料も上がってきてるのは現実としてあるのもたしかです。
それでも、介護職の人手不足の理由…。
4つあると思います。
まずは1つめ。
まだまだ『3K(きつい・汚い・給料が安い)』ってイメージがつきまとってることが一因だと考えます。
そこは、業界としてもイメージアップを図らないととは思います。
2つめ。
こういったことを述べると、批判を浴びるかもしれませんが…。
批判を恐れずに述べると…。
『女性』の多い業界ゆえの『組織運営の問題』があると思います。
もっと言えば『派閥』的なものができてしまうっていう…。
そういった問題です。
できるだけ風通しのいい組織を作ろうとはしてると思うんですけどね…。
小規模事業者は、経営者が現場上がりの人が多いですが…。
大きな施設とかになると、現場経験のない人が経営者だったりってこともよくあります。
そういった面も一因としてあると思います。
3つめ。
2つめと内容は被るんですが…。
ヒヤリハット事例や事故報告書を出しにくい環境にあるってことです。
こういうのを出すと『怒られるんじゃないか!?』っていう萎縮が、隠ぺいだったり、ストレスにつながっていったりすることがあります。
風通しのいい組織を作らないといけないんですけどね…。
4つめ。
外国人人材の受け入れを含めた人材紹介の手数料が高いってことです。
まずは、人となりを知らない人に対してお金を出すっていうことにリスクを感じているっていうこと。
『定着してくれるかわからないし…』っていう不安もあります。
それに、特に外国人人材の受け入れができるのは、施設やデイサービス・デイケアって限られてますが…。
特に小規模事業者は、外国人人材の受け入れを含め、前述のような理由で『雇いたくても雇えない』って現実があります。
おまけに、外国人人材に対しては『日本人のように働いてくれるのか?』っていう不安もありますし…。
日本人と同じだけの給料を払うに見合う働きをしてくれるのか?っていう不安もあるのが現実です。
だから特に小規模事業者は、人となりを知ってる人に来てもらおうと躍起になり、人材の奪い合いにつながってしまうんです。
以上の4つが、主な人材不足の理由として挙げられると思います。
こちらの動画でも理由が述べられてます。
↓
なぜヘルパーは倒産・撤退が続いているのか?
開設したくても、人材がいないから開設できない…。
仕事を受けたくても、人材がいないから廃業に追い込まれる…。
こういったことを少しでも解消できるように…。
自分たちもアピールしないといけないと思うし、もっと職能団体(ケアマネ協会に介護福祉士会など)が、国に対して訴えてほしい!!
そして、外国人人材を受け入れたら助成金を出しますとか…。
そういった制度を作ってほしい!!
それが現場の本音だと思います。
職能団体の皆さま。
厚生労働省の皆さま。
この記事を読んで、検討して頂けないでしょうか?
何かお困りごとがありましたら…。
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介護事業者の現実
2020年3月22日