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人の行動には理由がある

おはようございます。

今日は『別府大分毎日マラソン』が開催されます。

マラソン中継を見るのは好きですが、走るのは勘弁してほしい代表です。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

今日のテーマは『人の行動には理由がある』です。

人には『喜怒哀楽』っていう感情があるのはご承知だと思います。

例えば、お笑い番組を見てて笑う理由は『面白いから』とか…。

誰かがお亡くなりになった時に涙を流すのは『悲しいから』とか…。

このように、行動には理由がありますよね。

今日のテーマである『人の行動には理由がある』っていうのは、介護職にとって常に意識していないといけないことなんです。

例えば、認知症の高齢者の方の帰宅願望。

『家に帰りたい!!』っておっしゃって不穏になり、徘徊をはじめたりなさるんですが…。

『自宅に帰りたい』とか『元々生まれた家に帰りたい』とか、さまざまな理由が利用者さんの中にはあるんです。

それを絶対に否定しちゃダメなんです。

利用者さんからしてみれば『なんで?』ってなっちゃうから…。

必ずその理由を受け入れることが大切なんです。

以前担当させて頂いてた利用者さんの事例です。
その方は認知症があり、身寄りもない方で…。

月に一度、1番上のお兄さんがわざわざ遠方から列車と船を乗り継いで面会に来てました。

お兄さんもかなりご高齢だったので、自身が病気をしてしまい、面会に来なくなりました。

そしたら、利用者さんは『地元に帰る!!』って言い出して、全く聞く耳を持って頂けなくなってしまって…。

施設から出ようと何度もなさいました。

施設の玄関は自動ドアだったので、誰かが出ようとしたら、その隙に出ることだって可能だったので、利用者さんは隙をみて施設から出てしまうこともありました。

そこで代表は、介護保険事業者としてのタブーをやりました。

代表の車に利用者さんを乗せ、利用者さんの地元までお連れしました。

なぜタブーなのか?

移動中に事故があったらどうするの?って部分なんですよ。

その時はすでに独立してたので、自身で責任を取るって決めてましたから…。

思いきって連れていきました。

もちろん施設側とご家族の了解を得て…。

片道約230㎞の長旅です。

行きはずっと高速道路を利用。

帰りはフェリーで対岸に渡り、そこから高速道路を利用しました。

利用者さんは、行ったこと自体は忘れてらっしゃいましたけど、地元にいらっしゃるご親戚やお兄さんにお会いできて、すごく喜んでらっしゃいました。

それからはしばらく徘徊とかはなくなりました。

こんな感じで、行動の中での理由を少しでも満たしてさしあげると、すごく落ち着かれるんですよね…。

今回の事例については、正直やりすぎな面は多々ありましたが…。

『人の行動の理由』を少しでも満たしてさしあげるっていうのは、その人の思いを受け入れるってことなんですよ。

いわゆる『受容』ってものです。

これを常に意識しながら介護職は業務に取り組んでます。

介護業界は人手不足の業界でもあるし、いわゆる『3K(きつい・汚い・給料安い)』の業界です。

だけど、利用者さんの行動の理由やコミュニケーションを図るなかで、いろんな気づきや学びがある、ある意味『知的』な業界なんです。

そして何より『感謝されること』が、何よりのモチベーションなんです。

『人の行動には理由がある』ってことを、これからも意識しながら業務に取り組んでいきたいですね。

何かお困りごとがありましたら…。

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  • この記事を書いた人
大内田省治

代表:大内田省治

ホームヘルパー2級、介護福祉士、介護支援専門員、主任介護支援専門員取得。平成26年11月1日にケアプランセンターはぴるすを創業し、「高齢者の在宅生活におけるよろず相談窓口」として、利用者さまやご家族さまに喜んで頂きたいという思いで運営してます。

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