おはようございます。
今日はお天気の北九州市。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか？
今日のテーマは「紹介率上位の介護事業者の説明」です。
今年度の介護保険制度改正にて位置づけられたこの制度。
これはケアマネさんが、利用者さんやご家族に対して、どこの介護事業者を多く紹介しているのか？を、上位３社まで説明しないといけないことになったっていう内容のものです。
じゃあ、なぜケアマネさんがこういったことを説明しないといけないのでしょうか？
ケアマネさんは『公正中立』の立場で、利用者さんやご家族にサービス事業所を紹介しないといけないということになっているからなんです。
よく「ケアプランセンター〇〇」って書いてあるところをよく見ると…。
「デイサービスセンター〇〇」であったり「ヘルパーステーション〇〇」なんていったように、ケアプランセンターと併設しているところが多いと思います。
経営者の立場としては、自社のヘルパーさんやデイサービスを利用してもらえるように、ケアプランを作成してほしいっていうのが本音の部分としてはあるんです。
でもケアマネさんは、あくまで『公正中立』の立場で利用者さんやご家族に事業所を紹介するということを義務づけられているんです。
また、これはケアマネさんにしかない制度なんですが…。
『特定事業所集中減算』っていって、ヘルパーさん・デイサービス（地域密着型通所介護含む）・福祉用具貸与の事業所について、前期(３月〜８月)・後期(９月〜翌年２月)の６ヶ月間の間で集計した結果、正当な理由なく、１つの特定の事業所の紹介率が８０％を超えると、ペナルティを受けるっていう決まりになっています。
ケアマネさんやヘルパーさん・デイサービスなど、介護保険の事業所は、毎月１０日までに「国保連合会」ってところに介護給付費を請求しないといけないという決まりになっているんです。
だから、ヘルパーさんやデイサービスなどを利用していると、今くらいの時期になると、前月の利用料の請求書を渡されることが多いかと思います。
ちょうど今月（８月分）の請求を終えるのが今ごろの時期。
前述のように、前期の６ヶ月間の特定事業所集中減算の集計を始めるのが今ごろの時期だから、このタイミングでブログを書きました。
利用者さんやご家族にとっては、上位３社の事業所がどこかってことの説明を聞いたところで、何の役に立つの？って思われる方も多いかと思います。
ただ、利用者さんやご家族に説明することで、どんな事業所をどのような理由で紹介してくれたのか？
そういったことに対して興味を持っていただきたい。
そういった意味合いを込めて、ケアマネさんは説明しないといけないんです。
また、もし今利用している事業所さんに不満があって、事業所を変えたいってなった時に、ケアマネさんからこういった説明を受けていると、今後の参考になると思うんです。
なので、できるだけ説明を聞いて頂ければと思います。
何卒よろしくお願い致します。
何かお困りごとがありましたら…。
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