個人情報の線引き

おはようございます。

今日はお天気下り坂の予報の北九州市。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか？

今日のテーマは『個人情報の線引き』です。

先日、こんなことがありました。

利用者さんが熱発され、大きな病院に受診するように主治医から言われ、受診しました。

その際に、本人が尿検査を拒否され…。

次の日、主治医のところで尿検査をしたいと利用者さんが望んだんですが…。

そんなワガママ言うなら、他の病院をかかりつけ医にしてくださいと言われたそうで…。

本人に説明し、しぶしぶ了解されたんですが…。

その後、処方薬の話になり…。

いつも飲んでる薬の種類は一緒でも、量が多いのはなぜか？って言われ…。

先生に聞いてもわからんから、代わりに聞いてほしいと言われました。

本人に面談する際に、訪問看護師が一緒だったんですが…。

訪問看護師としては、先生とは治療方針や訪問看護指示書のやりとりはするけれど、服薬内容のことは個人情報の関係で、本人かご家族じゃないと聞けないって説明したんです。

最終的には、本人にごり押しされ…。

今回だけは聞くことにしたんですが…。

その方は、長男さんご家族と同居してるんですが、長男さんは仕事が多忙。

お嫁さんは、嫁・姑の仲がかなり悪くて、会話もないので、今回のようなことは頼めないとのこと。

長女さんは遠方なので、頼めません。

本人は『うつ病』があり、認知症はないんですが、理解力に不安があると言われて、訪問看護師とかに代わりに聞いてほしいと言われます。

どうしたらいいんでしょうね？

今は家族関係が多様化しているので、制度だけの枠だけで考えると、今回のようなことになってしまいます。

個人情報保護の観点からいえば、たしかに仕方ないことですが…。

そればかり言ってると、本人の不安を解消することはできません。

難しい問題ではあるんですが…。

もっとケースバイケースで対応できるように…。

柔軟な対応ができるような制度改正や議論をやってほしいと思います。

何かお困りごとがありましたら…。

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